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源氏香

紫式部(978〜1014頃):平安期、一条天皇の中宮彰子に仕えた女官。日本初の長編小説『源氏物語』を著す。
「めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よはのつきかな」
百人一首快速習得

『源氏物語』:日本文学史における物語文学の金字塔。圧倒的な文量を誇る大作の仮名文学。稀代のプレイボーイ光源氏の一生とその子供たちの活躍を描く。「もののあはれ」の理想に基づいた人間描写と、自然や人物の細密な描写は海外でも評価されている。この作品により仮名文の模範的文体が確立された。

『源氏物語』は54巻で構成されている。日本の焚香文化が洗練されていき、「聞香(ききこう)」というゲーム性を持った楽しみ方が生まれる。聞香のうち、順番に5回焚いた香木の組み合わせを当てるのが『源氏香』
5種類の香木を5袋ずつに小分けした25袋の香袋、これを親が選んで5回焚いて聞かせる。この組み合わせが52種類あり、それぞれを54帖の章名に割り振った。
源氏香の組み合わせを示す5本線を束ねた図案は、香を嗜む上流階級の教養のシンボルであり、家紋などにも用いられる。
実際に図案を当てたのは「帚木」から「手習」までの52帖なので2帖余るが、図案帳として冊子に纏める際、表紙が「桐壺」、裏表紙が「夢浮橋」を構成して辻褄が合う。

cf.『嗜好品文化を学ぶ人のために』世界思想社
cf.『家紋大全』梧桐書院

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