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リオデキボンヌ

梅 Japanese apricot

中国中部地方原産。バラ科。

寒さに強く、百花に先駆けて咲き誇ることから、中国では松・竹と並び賞されて歳寒三友と呼ばれる。いわゆる松竹梅の吉祥文様として各芸術作品のモチーフになってきた。

日本でも古来から知られる種であり、風待草、春告草など多くの別名を持つ。上代は白梅がもてはやされたが、平安期に紅梅の人気が上がる。梅の名所偕楽園は1842水戸藩主徳川斉昭が造園し、日本三名園のひとつ。

梅から作られる梅酢は、今日のような酢や醤油の無い時代には大切な調味料で、塩梅の語の由来となった。
梅干しはいつ頃から食されてきたかは不明。その普及は江戸時代、小田原九代藩主大久保忠真が、藩士の家に梅を植えさせ、戦時に供えたといわれる辺りからか。
日清・日露の対外戦争期に日の丸弁当が流行ると大量生産が始まる。

青梅の毒性は青酸配糖体アミグダリンに由来する。β-グルコシターゼや酸による加水分解からアルデヒドとシアン化水素が発生、毒性を示す。

人はいさ心も知らず ふるさとは花ぞ昔の香ににほひける 紀貫之 

うめ一輪一りんほどのあたたかさ 服部嵐雪 

こち吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな 菅原道真


cf.
『たべもの起源事典』東京堂出版
『風雅の図像』筑摩書房
『パソコンで見る動く分子事典』講談社
『ハーブ』北陸館

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